うみやまあひだミュゼ

うみやまあひだミュゼへようこそ

豊かな自然の恵みを感謝とともにいただき、手をかけて、時間を惜しまず、ていねいに暮らしを営んできた先人たち。

その知恵や技を伝えるドキュメンタリー映画「うみやまあひだ」の世界観をリアルに感じていただける発信基地ができました。

名づけて、[うみやまあひだミュゼ]。

ここ伊勢外宮前、豊受大御神のお膝元から日本全国そして世界に目を向けて、知恵や技が紡ぎだす衣食住のホンモノを発見し、ご紹介していきます。

大正ロマンの香り漂う建物のなか、ゆったりとした時の流れをお楽しみください。


建物のご紹介

逓信省旧山田郵便局電話分室
レンガ作平屋建 550m²

当建物は明治42年竣工の宇治山田郵便局(現在明治村に移築)が手狭となったため大正12年11月に隣接して増築された。

電話交換室の移転に伴い、伊勢健康管理所、伊勢郷土資料館を経て現在に至る。

設計は、当時逓信省の若手建築家 吉田鉄郎(1894 – 1956)である。

外壁全面に連続する背の高い窓、軒先に反りを付け強い勾配を持つ赤い瓦屋根など変化に富む外観は、神都伊勢市にふさわしいものであり、後の官庁建築の基調をなしたデザインと言われている。